2014年04月07日

春の裏庭カフェ レポート

3月29日は 3ヶ月に一度のお菓子の会 『春の裏庭カフェ』 でした。
参加者には 主催のソベラボさんから、春らしいファッションという
ドレスコード的な提案があったそうで、皆さん ふわりとした軽やかな装い。
春一番のような風の音を聞きながらの会となりました。

今回のテーマは 【 重ねる 】

裏庭カフェは、別名 修道院カフェ。
今回も キリスト教にちなんだお菓子が用意されました。

一品目のお菓子は、スペインの修道院 聖クララ会のレシピ。
春の裏庭カフェ レポート
15世紀はじめに つくり始められた 焼き菓子です。
バターではなくオリーブオイルを使い、揚げていない さっくりとしたドーナツ。
アニスシードの甘い香りも爽やか。
桜の花が春らしい演出。

二品目は新緑の色合い。
春の裏庭カフェ レポート
抹茶とホワイトチョコレートの ムース。
テーマの『重ねる』にちなんで、一層一層 固めて重ねています。
色だけでなく、甘さと苦みのコントラスト。

シメの三品目は、ひな祭りの菱餅のような洋菓子。
かわいらしさに女子たちのため息が…
春の裏庭カフェ レポート
ねっちりとしたアーモンド生地と、フランボワーズのバタークリームの層が雅な
『デリス・オ・フランボワーズ』。

フランボワーズのピュレは、実を裏ごししてピュレ状に、
実はフランスから取り寄せしたという手間のかかりよう。
アーモンドは粒をローストして潰しているので、風味が立ち、食感も楽しみました。


自分をみつめる小さなワークは
年輪をイメージした輪の中に、いま言葉を交わしたい友人の名前を書いていきます。

仲のいい親友の名前が 中心に…
ということもないようです。

そんなに友だちではない人の名前を書いた Tさん、
「毎日が いっぱいいっぱい過ぎて、日常から離れた話がしたい」と
芸術にたずさわる友人の名前を。

逆に友人が誰も浮かばなかった Aさん
「いま育児中心なので、誰かと会うより 自分ひとりの時間がほしい」と 感想を。
誰かの語るエピソードが、誰かの心に響いて 想いを語り始める、
静かでやさしい時間が流れていました。

さて、裏庭カフェの見所のひとつ、ソベラボさんのフリップ芸。笑
春の裏庭カフェ レポート

レシピ、食材、お菓子が生まれた背景、修道院やキリスト教の行事のこと、
解説と小ネタトークが小気味よく はさまれます。

あっと言う間に過ぎた2時間。
春の裏庭カフェ レポート

「場」って面白いです。
人をつなげていく「磁場」があるような。。

はじめて会った人たちが、翌日のドライブ(枇杷狩り)の約束をしていました。
蝶々のように ふわりとしていて…
参加者たちの軽やかさが、主催した私たちを 明るい心もちにさせてくれました。

次回、夏の裏庭カフェは6月後半に開催します。


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Posted by ソクラテス at 20:28 │裏庭カフェ