2012年01月14日

言霊の現在

前回、言霊がパワーアップしたと言いました。

言葉を変えると、

言葉と心のつながりが強くなったとも言えると思います。

日本人にとって、「言葉=心」

この感覚が強いのだと私は思います。

「言葉」にしたものは、「心」の現れなのです。

「心」の中は誰にも見えません。

誰が何を考えているのかは、

誰にも見えません。

それが、誰の目にも明らかになるのが、

「言葉」に出したときなんですね。

つい言ってしまった、「言葉」にも、

日本人は、本人の「心」を読み取ってしまうのです。

それが、「失言問題」に大きく関わっているのだと

私は思います。

そして、逆に、「言葉」にし続けると、

やがてそれが、「心」になってしまう。

この感覚が日本人には強いのだと思います。

先日書生シマコさんが書いた

「勝ち組・負け組」・「リア充」

他にも、日本人は

「アラサー」・「草食男子」・・・

など、さまざまな言葉を作ります。

しかし、それらの「言葉」を使い続けていくうちに、

やがて、「心」がそれらの「言葉」に縛られていっているんですね。

「リア充」最初は面白半分に口にしていただけなのに、

やがて「リア充」から抜け出せなくなり、

そして「リア充」の生活が自分のすべてとなる・・・

いわゆる「言葉の呪縛」にかかってしまうわけです。

「言葉=心」

この感覚は、これからの日本を占うのに大切なキーワードだと私は思います。




同じカテゴリー(言霊)の記事
言霊のこれから
言霊のこれから(2012-01-14 08:22)

日本の言霊
日本の言霊(2012-01-11 10:21)

東洋思想と言葉
東洋思想と言葉(2012-01-08 21:33)

西洋思想と言葉
西洋思想と言葉(2012-01-02 22:03)


Posted by ソクラテス at 07:55 │言霊